キラキラ☆女子にはなれない

よくいるおっさん系迷走アラサー女のブログ

汚菓子職人に困っています

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今回は現在進行形の私の悩み。


手作りのお菓子について。


私は子どもの頃からお菓子を作るのが
好きだったので、ティーン向けの
簡単お菓子レシピ☆みたいな本を
参考にしながらクッキーとかチョコ
なんかを作るのが楽しかった。

幼い頃は祖父母と過ごす時間が
長かったこともあり、作ったお菓子は
自分で食べるか孫バカの祖父母に
あげて「うちの孫天才」とチヤホヤ
されるパターンのどちらかだった。

今思えば祖父母の言葉を信じて
きたねー手でこねくり回した
汚菓子を頻繁に作るような
大人に成長しなくてよかった。


酒を飲むようになってから美味しい
物を食べるのが好きになって特に
舌が肥えたし、
幸いにも私の祖母と母親は料理上手で
食材や調味料にもこだわりを持つ
タイプの人達だったので
幼少期に作ってもらった食事のおかげで
健康な味覚を持って成長できたと思う。

ただし大概のものは美味しいと感じる
幸せなバカ舌なんだけどね。


幸せなバカ舌なので、例えば身近な
人が作った料理やお菓子をいただいたり
してもそんなに拒否感を持たずに
ありがたくおいしく食べちゃうタイプ。
そういうおすそ分けしてくれる人、
今まで幸いにも料理上手な方が
多かったので旨かったし。

ネットで探すと拒否反応が強い、
ホットケーキミックスを使ったお菓子でも
お手軽○○セット、みたいな混ぜるだけ
シリーズのお菓子でも普通に食べちゃう。


そんな私が生まれて初めて


「職場に手作りお菓子を持ってくる人
 しかもまずい」


という有名な人種に遭遇しました。



相手は現職場の50代独身女性。

料理はするらしいが本人曰く苦手。

お菓子作り経験は過去にほとんどない。


このスペックで嫌な予感するだろ?
大当たりだぜ。



まず彼女がなぜ職場に自作お菓子を
持ってくるようになったか? という
とこなんだけど、私や上記の女性
(仮に林さんとしよう)が勤める
会社の敷地内にビワの木が植わっててね。
特に手入れもせず成りっぱなしになってる
もんで、毎年小粒のビワの実が大量に
できるんですよ。

放っておくと実が地面に落ちて汚くなる
だけだから、と今年は成った実を収穫して
欲しい人持って帰っていいよ、みたいな
感じになりました。

あんまり興味のある果物じゃない
(普段食べる機会がそんなにない)から
たくさんもらっていってもなあ…と
思ったけど、ビワ酒漬けるとうまいとの
情報を耳にした私は収穫されたビワを
一袋もらってってブランデーに漬けて
みたんですけどね。

林さんは野菜とか果物を主食に
しているそうで、もっぱらそのまま
食べるつもりで大量の枇杷をもらって
帰っていた。

しかし連日あまりにも大量にもらって
いったせいでビワをもてあます林さん。

そんな彼女が思いついたのは

「ケーキに入れて焼いてみよう!」

でした。


普段お菓子作りしないって人だから
恐らく他の人がお菓子にでも~って
言ったのだと思うけど。


そして日曜日に作ったであろうお菓子を
月曜日のおやつの時間に「食べて♡」と
持ち出してきたのは

ビワ入りパウンドケーキでした。


斬新だな。
とは思ったけど、大概のものはおいしく
いただく私。
「いただきまーす」と声をかけてから
一口かじる私。



…。
……。
………?


なんの味もしない…

パウンドケーキの断面にオレンジ色の
ものが見えるからこれがビワなんだろうが。

甘くもないし、バターやオイルの香りも
しないし、強いて言えば小麦粉の
風味がする……


これまでの人生に出会ったことのなかった
「異物」と相対してフリーズする私。


そして思った。

おいしくない。

っつーか、まずい。


なんで? と思って気づいた。


林さん、甘いもの好きじゃないって言ってた。

ケーキに入れる砂糖を極限まで減らしたんだ…
砂糖入れてないの? ってレベル。


ビワ入りってだけでも斬新なのに
味がしないってのもなかなかに
斬新なパウンドケーキだぜ…

とは思ったけど、大人なので
「ごちそうさまでした」と声をかける私。
決して美味しかったとは言わない。
嘘はつけないからね!



…しかし。
その1週間後、彼女はまたビワケーキ
焼いて持ってきた。

一口かじる。
前回同様まずい。

「ごちそうさm(略



そして2週間後。
今度はビワとクルミを入れたパウンドケーキ
焼いてきた林さん。


ここまででビワは収穫されてから
3週間経ってるんだけどね…

相変わらずまずいけど、ナッツが
好きだから食べた。
ナッツは味しなくてもそのままで
おいしく食べられるから。


その1週間後。
今度はコーヒーパウンドケーキを
持ってきた。

パウンドケーキになんか恨みあんの?


この時はその場で食べなかった。
まずいって分かってるから。

その日の仕事が終わったら歯医者の予約が
あったので、実際食べたくなかったし。


しかし林さんたくましい。
これまでは味の感想を求めてくることは
しなかったんだけど

「今回初めての試みだったから、味どう?
 苦いかな? もっと甘いほうがいい?」


おっふぅ…


「仕事のあと歯医者なんで
 あとでいただきます」

捨てるつもりだったけどね。


残念がる林さん。

そんな所に同じ職場内の男性社員が
仕事であらわれた。

すかさず私の時と全く同じ質問を
ぶつける林さん。


男性社員の反応は
「あんなんでいいんじゃないの?」

「えー何それー!
 もっと味の好みあるでしょ?」

「……?
 味あった?」


あ、私だけじゃなかった。
と正直安心した。



そしてまた1週間後…
月曜の朝、普段と違う大きめの紙袋を持った
林さんに会って嫌な予感がしてた。

そしたら15時の休憩時間、嫌な予感当たった。

小さい小分けのタッパーに
100均の金属のスプーンが添えられたなにか。

「あとで容器回収するからね☆」と
社員全員にそのタッパーとスプーンを
配りに行く林さん。

恐る恐るタッパーのフタを空けてみたら

牛乳かん? だった。
牛乳プリンではないと思うんだが
本人が何も言わなかったので定かではない。


その日も歯医者の予約があったし
まずいから食べたくないんだけど
容器回収するって言われたら
食べないわけにもいかず…

恐るおそるその白い物体を口へ運ぶ私。



…。
……。
…牛乳の味だ…


牛乳そのものの味しかしない。
タッパーの底に果物が入っているのを
確認したので、パイナップルらしき
物体も一緒に食べてみる。


なんでなんの味もしないの?
果物の味しないのはなんで?


一かけの甘みも感じられず、
果物の風味すら消え失せたそれは
後々私の腹を壊した。


砂糖入れてなくても果物の味は
残っててもいいと思うんだけどなあ…


この牛乳かん? が最新作なんだけど
これ以降も続くんだろうか? と思うと
非常に鬱であります。

まずいし食べたくないから持ってこないで
ほしいんだけど、人に相談してみたら

「もらっといて後で捨てなさい。
 角を立てるのヨクナイ」

と言われてしまった。



さて、この手作りお菓子、本人は
美味しいと思っているんだろうか。

超甘さ控えめ(むしろ無味)だから
本人の口に合うようには自分で
作ってるんだろうけど。


むしろそこから間違っているよね?

市販のお菓子がなぜ甘いかって、
それが大衆受けする味なわけでしょ?
そして大衆=消費者は市販のお菓子を
選ぶ権利を持っているわけで。

甘いのが嫌なら買わなきゃいいんだし。

なのに本来は甘い菓子であるケーキ等を
よくある「甘さ控えめにアレンジ☆」
しているのは本人なわけで、

言ってしまえば既にそこから
魔改造だよね?

そして本人の好みに作った味の
お菓子が他人の好みに合うとは
限らないわけで、
あげる相手の好みの味を考えず
自分好みの味のお菓子をあげるのは
ただの好みの押し付けじゃなかろうか。

そこまで考えていないからこそ
続けて手作りお菓子持参してきているん
だろうけど。


5回分の手作りお菓子の材料費で
市販のチョコでも買ってくれたほうが
まだ他の人は喜ぶよ。



結論:口に合わない食べ物は人の心を枯らす